未来を選べ

 ファーストデイを利用してトレインスポッティング2を見に行く。20年ぶりの続編ということで観客の年齢層も高め、みんな20年前にやられた人たちなんだろう、自分もその一人だ。
 ユアン・マクレガーはこの映画で一気にスターに、ジェダイにまで上り詰めた。他の面子も映画で活躍し、今ではすっかりおっさんに。スコットランドは好景気に沸き、昔のようなさびれた街でくすぶることもないのだが(スコットランドのUK独立も最近か)レントンはじめ、4人はみんなボロボロ、流れに乗れず今でも悪ガキのまま。時代の変化と取り残される男たち、この映画見ている自分も取り残されて生きているのだろう、登場人物たちに感情移入しまくってしまう。世の中の価値基準がここまで金銭至上主義になるとは思わなかった、格差と取り残される者たち。

 そしてなによりダニー・ボイルの映像がかっこいい。これだ、やっぱり自分の好きな映像はハリウッドのゴリゴリCGじゃなく、UKの音楽と映像なんだなぁ、と自分の好きだったものを思い起こさせてくれる映画だった。

あと、劇中に出てくるPCがChromeBookだった。ヨーロッパだからなのか、ちょっと新鮮だった。