男の魂に火をつけろ!「アニメ映画ベストテン」に参加しました

男の魂に火をつけろ! の映画ベストテン企画、今年はアニメということでひさしぶりに参加してみました。

まずは自分が選んだ10作品です。


  1. COWBOY BEBOP 天国の扉 (2001年 渡辺信一郎)
  2. ドラえもん のび太の日本誕生 (1989年 芝山努)
  3. パプリカ (2006年 今敏)
  4. 天空の城ラピュタ (1986年 宮崎駿)
  5. 逆襲のシャア (1988年 富野由悠季)
  6. アップルシード (2004年 荒牧伸志)
  7. サマーウォーズ (2009年 細田守)
  8. 新世紀エヴァンゲリオン劇場版 Air/まごころを、君に (1997年 庵野秀明)
  9. マインドゲーム (2004年 湯浅政明)
  10. 交響詩篇エウレカセブン ポケットが虹でいっぱい (2009年 京田知己)


 まず、今回作品を選ぶに当たって考えてみると、アニメを映画館で見る、というのは大学生になってからのことで、子供のころにアニメ映画といえば、テレビで見るものでした。一度リストアップしてみたものを調べてみると、OVAだったりすることがあり、例えばルパン三世だと『バイバイリバディ 危機一発!』や『ヘミングウェイ・ペーパーの謎』、『ブラックマジック M-66』がOVAだったりと、子供のころだと、映画とOVAの違いがよくわかっていなかったな、と改めて思いました。


COWBOY BEBOP 天国の扉 [DVD]

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1位は『COWBOY BEBOP 天国の扉』
 鬱屈した高校時代から東京に出てきた大学時代と、この作品の影響は計り知れません。正直、今の自分の趣味思考を決定付けた作品であり、おそらく自分で前売り券を買って、劇場へ行き一人で見た、初めてのアニメ映画だったと思います。映画はあまり評価している人が少ないのですが、自分にとってはNo.1の作品。スタイリッシュな映像とストーリーテリング、魅力的な登場人物、そしてダンディなスパイク、そして菅野よう子の音楽とビバップの世界観を2時間にぐっと閉じ込めた傑作と言えるでしょう。


2位は『ドラえもん のび太の日本誕生
 子供のころ、アニメ映画といえば、ジブリではなく、ドラえもんでした。家族で映画館に連れて行ってもらい、12月31日にはテレビで年末ドラえもんスペシャルでもう1度映画を見る。ドラえもん作品の中で1作選ぶとしたら日本誕生でしょう。原始時代の生活を壊さないが便利にするドラえもんの秘密道具とのび太が作った合成動物、強敵の土偶、強いギガゾンビと見所満載。タイムワープの話は子供にも説得力ありました。


3位は『パプリカ』
 今敏監督の作品は、けっしてロボットが出てきたり、ビームが出たりはしない、ともすれば実写で制作されるような題材にもかかわらず、見終わった後はアニメでしか表現できないよな、と納得してしまう凄みがありました。何度見てもおもしろいだけでなく、いろいろな発見があります。どの作品を選ぶかと考えた中で、パプリカを選びました。百鬼夜行シーンは圧巻。


4位は『天空の城ラピュタ
 金曜ロードショーで何度も見て、録画したVHSを何度見たことか。ジブリ映画ははずせませんが、一番見たのはラピュタでしょう。


5位は『逆襲のシャア
 出身が岐阜なので、名古屋テレビガンダムは何度も再放送されており、逆シャアも何度も放送されていました。ライダーやウルトラマンではなく、やっぱりガンダムなんですよね、子供のころの思い出といえば。


6位は『アップルシード
 CG映画のきついところは年々技術が進化していってしまうので、昔の作品がチープに見えてしまうという点があります。それでも、アップルシードの1作目はCG映画の新時代を感じた作品でした。やっぱりエクスマキナベクシルではなく、1作目の2004年のアップルシードこそがランキングにふさわしいかなと思いました。


7位は『サマーウォーズ
 よくデジモンとの比較を言われますが、自分はデジモンの世代じゃないので、サマーウォーズかなと思います。新たな夏の定番になりつつありますね。


8位は『新世紀エヴァンゲリオン劇場版 Air/まごころを、君に
 新劇場版じゃないのは、やっぱり新劇場版はまだ結末まで至ってないので、ラストを迎えていないものは評価するのは違うだろ、と自分では思っているので、こちらを選びました。やはり90年代を代表する作品といわれると、エヴァじゃないでしょうかね。


9位は『マインドゲーム』
 アニメ特有の動きから、3D、実写を織り交ぜた未体験アニメーション作品。作画がすごい、アニメーションがすごい、というのはこういうことなのか、というのがなんだかわかった作品でした。


10位は『交響詩篇エウレカセブン ポケットが虹でいっぱい
 これは正直予想外の驚きだった作品で、どうせ、追加カット加えただけの新劇場版のZみたいなのかな、という感じで見に行ってみると、元々あるテレビシリーズの映像を使いつつ、追加カットを加えて全く違う物語を展開していくという、こんな再編集があるのか、と驚かされた作品でした。今は無き新宿テアトルタイムズスクエアで見ましたが、映画見終わった後の劇場はみんな呆気にとられてしまい、誰も席を立てませんでした。




と、ざっくり感想とともにトップ10を選びました。特にトップ3は甲乙付けがたく、最後まで悩みましたが、カウボーイビバップを1位にしました。思えば全部日本の映画になり、ピクサーが入ってないですね。ピクサー映画見るようになったのは本当にここ数年の話なんで、思い出とリンクしてないんですよね。あと、ナディアの2時間もの、あれもOVAなんで選べなかった。『あと、遠い海から来たQoo』は映画でよかったのかな?難しいところです。