撃って、殴って、蹴飛ばして(あと斬って、刺して)

世間がエヴァ一色の中、渋谷にて鑑賞。思ったより客が入っており、真ん中近辺は埋まっていた。
 ハリウッドリメイク、続編の話がもうすでに出ている、インドネシア発のアクション映画。主役はやさしいそうな顔だがシラットの達人、ポストトニー・ジャー、イコ・ウワイス。マフィアが占拠するビルに突入する特殊部隊。それを待ち受けるビルの住人。上階にいるボスを捕まえないと脱出不可能の中、次々と仲間がやられながら、シラットを駆使し敵を倒していく・・とまぁ、ストーリーは単純明快。全編のほとんどがアクションシーンでいろどられ、撃つは蹴るは斬るはと手加減なしに殺し合いを繰り広げる。壮絶なアクションシーンの連続で見終わった後はやっと一息つけたといった感じで、心地よい疲労感満載の映画だった。
 なにより、ボスの2人の側近。とくに武闘派のマッド・ドックがすばらしい。大抵の映画やら漫画やら基本的に武闘派は大男なパターンなのだが、この映画は逆に小さい。おそらく出演者の中で一番小さかったんじゃないかと思うくらい。それがまぁ、強い。銃で殺すのを良しとせず、自ら銃を置いて素手ゴロをはじめ、相手をぶったしてしまう。かっこいい。良い悪役は映画を盛り上げるね。

 イコ・ウワマスは前作タイガーキッドもおすすめ。こっちは全編シラットバトル。

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