極論は儲かる

 テレビに環境問題の虚構を歌う武田邦彦がテレビに出ていた。どうも環境問題懐疑論がネットでは主流なのか、この手の主張を良く見かけるが、いくらなんでも"ジュラ紀は今より気温が高かった、今が第2氷河期で寒いのだ"という理論はどうかと。この人の主張をみると他人のデータの都合の良いとこをちょこちょこっと掻い摘んで極論を話しているだけな感じなんだが、これで信じる人が多いんだろうな。この辺は少しの科学の知識と資料の確認能力と統計学の知識が少しありゃなんか都合よくまとめてるってことわかると思うのだが、それだけ極論+メディアのパワーは強力なのだろう。
 彼の論文は検索してもほとんど出てこないがよくわからない書籍はいっぱいでてくる。講演会もかなりやってるようだし、そりゃテレビで万々話して講演会増やせばお財布がっぽがぽだろう。ちなみに以前大学の認知学の教授の話では学祭で講演しに来る大学教授に払われる謝礼は自分の一月の給料より高いということをいっていたな。
 ありとあらゆることについてだが環境保護にしても懐疑論もどちらが白か黒かというものでもなく、そして極論を真っ先に疑うのが重要だと思うのだが、できないんだろうな。