京王新線の端っこ

 ひさびさに予定がない土曜だったので、洗濯しぼんやりとしていると、めったにならない電話がなる。田舎の友達から、どうも東京に来ているから会わないかと言う誘い。電車で1時間ほど電車に揺られ京王新線のはしっこまで移動する。
 そいつとの付き合いは2歳からで、家族ぐるみの付き合いがあり、田舎に帰るとまず遊ぶ友人。そういえばそいつの妹が東京で就職だといっていたし、引越しに借り出されて東京まできたのだろう。
 同郷のお馬鹿話や同級生の近況と普段自分が田舎に帰ったときにする話をする。
 思えば互いに学生時代いけてないグループ所属の小中高時代を歩んできたが、田舎に残り、家業を継いだ彼の元に地元の情報が集まり同級生たちの情報を得ることが出来ている。スクールカーストは大学に出ることでリセットされるが、大人になるとまたその階層も変わるもんだなぁと、昔やんちゃだった人間が今では嫁に頭が上がらないという近況聞くと考えてしまう。