録画してあったK-1MAXの試合を見る。マサト引退後の大会、緒戦は会場もガラガラだったが、2戦目からは席も埋まっていた。全体としてKOも多い大会でおもしろかったと思う。
ライト級は長島自演乙が優勝。試合ギリギリのタイミングでコヒが怪我→引退で急遽選手変更という優勝候補離脱により急にリザバー、しかもウェイトも大分軽い、得意なパンチ勝負に出れる名城選手になった幸運はあれど、去年後半3連敗からうまく鍛えなおしてきたのだろう、打たれ弱さはまだ完全には払拭されていないが去年とはちがう粘りがみられた。単なるアニオタキャラ(実はここもちょっと微妙・・)ではないところを見せ付けた。
それにしても自演乙のバックボーンである日本拳法、渡辺二郎や猪狩元秀といった歴代ボクシング、キックボクシングの王者もやっていたという格闘技の技術体系はやっぱりすごかった。左フックの大振りの前に出す日本拳法独特の直突き、ノーモーションから真っ直ぐに届くパンチはジャブのような牽制パンチではなくKOも狙えてしまう威力なのだろう。恐るべし。
ただ、決勝で戦った中島弘貴も今後が期待できる選手だった。ナチュラルなパワーから放たれる豪腕パンチ、1発で戦況を代えてしまうあの若さは魅力的。技術を学べばもっと強くなり、今後のMAXを背負っていける選手になるだろう。推薦枠で世界戦にでるかもしれない。
で、ここからが本当の戦い。国内で終わってしまうのか、世界の強豪と戦って初めて真価がとわれるだろう。
そしてもうひとつ、フェザー級が始まるのだが、こっちは完全にコマ不足。総合の選手を引っ張ってきてしまうくらいキャラ不足。HIROYAとKIDのための階級なんだろうけどどうなんだろうか？
ちなみにフェザーで放送されたのは暴走ボクサーの渡辺一久と自分ではアニオタ格闘家と言えばこの人、DJtaikiの試合のみ。総合格闘技の選手であるtaikiがローキックを打ちまくり勝利。ハイキック織り交ぜても良かったと思うけど、総合の選手だし、本人はDREAMに出たいといってるのにK-1に借り出されてしまっているからまぁしかたがないかなと。自分としては自演乙よりtaikiのほうが好き。まぁ、DJtaikiは声優オタなので(でもコスプレ趣味は同じ)自演乙とは違うのかも知れないが、試合後のコメントで自演乙について聞かれたときのこの返しこそ、本当のアニオタだよな、と思う。
――同じアニメ好きの長島選手が勝ち上がっていますけど何かメッセージは？
彼、本当にアニメ好きなのかな（笑）。裏番組のフィギュアを気にしていたんですね、彼。だけど今日９時からＮＨＫで水樹奈々のライブやるんですけど、それについて言っていなかったんですよね。
裏番組のフィギュアより、NHKに出てる水樹奈々を気にかける姿。これこそオタク。毎年鷲宮神社へ行き、絵馬を書く姿がブログで読めます。
http://love.ap.teacup.com/dabun/
と、いいことばかり書いたけど、実はK-1を取り巻く状況は相当悪い。でも眠いのでそれはまた今度まとめる。
