夢を追い続ける

 29日にアバターを見ようと新宿に行くが満席で見れず、oと飯に行き、今日の映画が決まる。母なる証明と迷ったがアンヴィルを見る。
 アンヴィルは、ガンズアンドローゼスやメタリカなど、数多くのメタルバンドに影響を与えたのに売れなかったバンド、アンヴィルを追うドキュメンタリー。彼らは50を過ぎてもロックスターを目指し、日々学校給食の配達といった仕事をしながらバンドを続ける。ボーカルのスティーブ、ドラムのロブは15歳からの付き合いでそれはまるで兄弟のよう。ぶつかり合っても離れられない2人の関係から彼らを支える家族、そしてカナダという土地柄とユダヤ系家族としての悩み。バンド活動の悩みや挫折の中に彼らのルーツが見えた。そして、この映画には日本がキーとなっている。

 図らずも自分も同じようにコンテンツ業界に飛び込み、言ってみれば彼らと同じ道を進んでいる。作中家族が彼らの活動に苦言を言うシーンがある。それでもアンヴィルを続けようとするロブとスティーブ。50になるまで続けるということ、途中で道を変えること、自分もそれを選択するときがくる。自分はどうするんだろう?そんなことを考えながらこの映画を見ていた。

 この映画はまだ成功を得られない、でもその道で生きることを決めた数多のクリエーターたちの映画だと思う、それは自分を含めて。"This is it"とともにクリエーターたる人は見るべき映画だと思う。

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