マーベル映画のシャン・チーを見に行く。
アジア系初のヒーロー、主人公はややしょぼくれて見える風体ながら実は最強という本当は強いけど隠して生活する感がとても出ていて、体はバキバキなのもとてもよかった。
映画自体、90年代の香港ファンタジーカンフー映画を彷彿とさせ、カンフーハッスルからインスピレーションを受けたリングのアクションも見栄えがした。そして昨今問題になる人種やジェンダーもほぼ中国キャストで固められていることで違和感なく、また過去作品を見てなくてもすんなりと世界に入っていけるのがブラック・ウィドウなどよりも見やすかった。
そして、なぜ日本の漫画原作が難しいかもよく分かった気がした。アメコミ作品は漫画の知名度は低く、初めてアメコミを見る段階ですでに実写化が存在しているので違和感がない、知名度がないというところでいうと例えばコンスタンティンは原作は金髪キャラだが多くの人がキアヌ・リーヴスが元祖だと思っている。
逆に日本の漫画は漫画があってアニメがあってなのでもう世界観が確立してしまっている、シャン・チーの中でも普通にカメハメ波という単語が出てくるくらい、シャンチーの知名度よりドラゴンボールの知名度が上だったりする。
この状況では実写化するのはかなり難易度が高い、カウボーイビバップの実写もどうも怪しい雰囲気出始めててかなり怖い。
今後のマーベル作品の中心になりそうなシャン・チー、続編が楽しみだ。