バットジーニアス

タイ発の学園カンニングムービー、おもしろいという噂を聞いていたので見に行ってみると、これが本当に傑作。

 監督も若手、俳優も無名なところはカメラを止めるなに通じるところがあるのだが、映画の出来がとびぬけてる。

 カンニングムービーと言えば、ザッツ・カンニングを思い出すが、コメディというよりスパイムービーのようで、全く殺人とか武器が出るわけじゃないんだけど、ドキドキがとまらず、見終わった後も高揚感でドキドキし続けていた。

 ただ、かっこよくカンニングするってだけじゃなく、そこには貧富の話や親子の話など、普遍的な要素や社会の問題も盛り込み、最後はグッとくる。

 

 映像の作りもカット割りがよく、撮影も画が豪華な気がする。低予算なのは同じとしてもこの画と色味で負けてる感あるんだよな。

 

2018年に見ていたらベスト3に入っていた。良い映画だし、見逃さなくてよかった。