ボヘミアンラプソディ

半年前にトレーラーを見てから、やっと見に行くことができた。まさかここまで日本でヒットするとは思わなかった。興行収入も集計を4月から3月で取れば、コードブルーを超えて1位となるほど。

ここ最近の映画の方向として、バズりからのメディアでの宣伝で一気に火が付く傾向にあり、このネットバズで止まってしまうとヒットとまでいかなかったりする。ボヘミアンラプソディはそこのつなぎがうまくいった感がある。

 

映画としてもクィーンの伝記として、演者がクィーンを模したというか完全にクィーンになっていた。ブライアン・メイを演じたグウィリム・リーはもう本人かと思うほど容姿もぴったりだった。

 

話は現実とは違うという意見が多く、音楽評論家の苦言が多かったりするが、これはクィーンの英雄譚であり、映画としての物語であり、そこに現実の問題やフレディのパーソナリティーを落とし込んでいったのだろう。クィーンという伝説のバンドを伝説として映画化したものであり、最後のライブエイドのシーンは鳥肌もので、かつて立候補というドキュメンタリーのラストシーンを映画で作り上げたらこのようになるのだな、と感じた。あれがCGで作れるということがVFXの進化なのだ。

 

素晴らしい映画だった。